こんにちはタイガです!
今回は、ドイツサッカー留学とプロへの可能性について16歳からドイツのプロ下部組織u17のユースでプレーした、僕なりの感じたことについてお伝えできたらなと思っています。
最初に結論にはなりますが、ドイツでも日本でもプロになるのは簡単なことではないのは“同じ事実“です。
ただドイツと日本で圧倒的に違うところは、“プロへの可能性“の部分だと感じます!
まず日本でプロになりたい場合に、高校や大学サッカー部で100人~200人の部員の中からスタメンの11人になること。次に全国のトップレベルの大会に出場すること。そして日本の数ある強豪校の中で国内トップレベルの成績や選手であることが必須だと思います。
稀に例外ケースはありますが、基本は上記の条件を満たした時に初めて、プロ(J1,J2)への可能生が発生するのが通常です。
これはu17からドイツでプレーしていた僕から見ると、このケースはかなり難しい門だと感じます。
一方ドイツサッカーでは日本とは、まずサッカー環境に「大きな違いが」あります。
基本的にドイツのユースでもアマチュアでもプロカテゴリーでも、1チームのメンバー構成が20人~30人ほどになります。この時点で初めに、自分のチームで試合に出場するチャンスの可能性に圧倒的な違いがあります。日本の部活の場合、200人の11人。ドイツの場合30人の11人となっています。
これは“試合出場でプレーすることの重要さ“を、ドイツサッカーでは一番大切にしているからです。
試合に出ている選手と出てない選手では、試合感レベルが全く違うという考えがドイツにはあります。
(u17時代のチームメイトはその後4人がプロに🇩🇪)
2つ目に、移籍の多さです。
ドイツでは、全てのカテゴリーで年に2回の移籍期間(夏と冬)が存在します。よって、ピラミッド型になっているドイツリーグでは、活躍している選手は上位クラブから引き抜かれる。試合に出てない選手は出場機会を求め、プレーできる下位クラブに移籍する。そしてもう一度結果を残し、最初にいた場所よりさらに上に這い上がるチャンスを掴める可能性が存在する。
なので、日本に部活のように3年間や4年間後にチームを変える環境とは違い、ドイツでは半年単位でこのように選手とクラブ間の移籍が多く行われます。
ここがドイツにサッカー留学する選手にとって1つの“大きなメリット“かと感じます。
なぜなら、少なからず日本では監督の好き嫌いや、先程言った部活制度の関係で、Bチーム以下の選手にとって才能や実力では変えれない壁があるのは、現状の課題としてあるのではないかと感じます。
実際に、僕もYouTubeでドイツサッカー留学の日常を載せていた際に、日本の高校生や大学生からこのような相談を受けることもが多かったです。
しかし、実力主義のドイツサッカーでは、可能性を自分で選択すること。
そして必要な場合にはチームを変更し、もう一度自分がチャンスや出場機会を手にする選択が3年,4年単位ではなく、最大で“1年間の間で2度“の移籍が可能です。
(ドイツでは1年に2回、夏と冬の移籍期間がある🇩🇪)
3つ目は、「プロクラブ数」の多さです。
これは普段から自身もドイツサッカーの魅力として発信していることですが、ドイツはプロクラブ数自体が日本に比べて、圧倒的に多く存在します。
例えばドイツにおけるプロカテゴリーは1部から3部になり、合計56チームが完全なるプロとして所属しています。3部の平均年収は1500万と言われているのでサッカー環境においても、“ドイツは世界のトップ“を走っている国です。
そして5つの地域に分かれる、4部リーグにも数多くのプロクラブや1部,2部のu23が存在しており、プロを目指す上で大切になる“目標地点のクラブ“がこれだけ多くあるのは、下部リーグで活躍して這い上がりたい選手にとっては、面白い下克上のチャンスが広がっています。
スカウトの多いドイツでは、良くも悪くも、“才能ある選手は必ず上に這い上がれる環境“ということです。
先程言っていた、
「部活が、監督の好き嫌いが、試合の出場機会が。」
このようなことがドイツで起こっても、“選手の実力や結果次第“で、いくらでも這い上がれる可能性がある。
逆を言えば、“言い訳ができないサッカー環境“です。
でもこれこそが海外に挑戦する中で、一つの面白さだと思っています。そしてプロになれてもなれなくても、“目標を持って挑戦し、日々を過ごすこと自体“に「大きな価値」があると僕は思っています。
“可能性が全くない環境“と、“可能性のある環境“で挑戦するのでは、日々の面白さが全く違うはずです。
(世界トップを誇るドイツの熱いサポーター🇩🇪⚽️)
こんな感じがドイツサッカー留学とプロへの可能性について、僕自身がu17からドイツでプレーして感じたことをまとめてみました!
実際にu17時代のチームメイト4人(25人中)、u19時代のチームメイト3人(25人)がプロに行ったのでドイツサッカーにおける可能性は身近に感じた体験があります。
これからの時代ドイツサッカー留学という選択肢が増えていく中で、多くの方々にとって少しでもプラスな情報になれば嬉しいです。
そして僕たちシャンセは、ドイツにサッカー留学したい選手達が面白い挑戦ができるよう。その先のセカンドキャリアに、ドイツで得た人間性の成長や貴重な海外経験を繋げていきたい想いがある!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
チュース!