こんにちはタイガです!
今回は、“ドイツで契約を勝ち取る方法“について16歳からプロ下部組織u17でプレーした、僕なりの経験をお伝えできたらなと思っています。
まず結論ですが、ドイツクラブからオファーを受けるためには、選手自身が「評価」をもらう必要があります。
そしてドイツにサッカー留学する方にとって、契約獲得における”評価基準”は気になる部分だと思います!
では実際に、「クラブの評価基準」とは何なのか?
ここから、16歳からドイツプロ下部組織u17でプレーした、僕なりの経験をお伝えしていきます!
(ドイツクラブと契約するにはポイントがある🇩🇪)
「Probe Training」
まず前回のブログでもお伝えしたように、ドイツには”トライアルは一切存在しません”。
ドイツクラブと契約をしたい際には、チームにProbe trainingと呼ばれる「練習参加」をし、クラブの監督やスポーツディレクターから「この選手を獲得したい」といった評価をもらう必要があります。
このProbe Trainingは、基本的に“3日間“ほど。
ドイツは”結果にシビア”なので、評価が悪かったら”1日目で切られる可能性”があります。
逆をいうと”即獲得”のケースも起こるのが面白いところです!
なので、この短い間(1週間)でクラブに「自分の価値」を証明しなければなりません。
ここで重要になってくるのが、”ドイツで求められる選手”のポイントを押さえているかということ!
(ドイツクラブu23 Probetrainingの様子🇩🇪)
「ドイツで求められる選手とは」
僕自身も16歳からドイツプロ下部組織u17でプレーしましたが、ドイツで評価される選手の特徴は「大きく3つ」に分けられると思います!
1つ目は、”特徴がある選手”です。
ドイツサッカーでは”平均的な能力より”も、”大きなインパクトのある選手”が好まれる傾向があります。
要するに「個性」がある選手です。
例えば「シュート精度が高いFW」「ドリブルが速くて縦に強い選手」「ボール奪取が優れてるDF」「パスの技術が高いMF」「スピードのあるSB」など。
”自分にしかない特徴”を持っている選手は、ドイツクラブが”興味を持つ可能性”が一気にあがります!
逆に、平均的な選手は”ドイツ人との違いがない”ので、”言語の話せない日本人選手”をクラブは”わざわざ獲得する必要はない”と思うワケです。
U17時代のチームメイトに”デニスという”、ドイツ人選手がいたのですが、衝撃的なくらいトラップや技術が下手なFWでした。
でも彼は、試合で”ゴールだけは必ず決める選手”だったワケです。笑
今でも思い出しますが、試合になった瞬間「得点能力」がほんとに凄く、とにかく点を決める。
結果、彼はその後ブンデスu23から引き抜かれた!
(僕もブンデスu23に参加する機会があった!🇩🇪)
2つ目は、”戦える選手”です。
これは評価の基準において「最も重要なポイント」になります!
ドイツのサッカーでは、とにかく1対1のシーンが多いです。
またプレスの速さも日本とは違い、ファールギリギリで”体ごとディフェンス”をしてきます。
日本では”抜かれない守備”に重点を置いていると思いますが、ドイツでは”ボールを狩にいく守備”が求められます。
相手に対し”至近距離までプレスをかけ”、足先ではなく”体ごといく必要”があります!
”抜かれてもファールで止めるのがドイツ流”です。笑
プロでもアマチュアでも、ドイツサッカーでは「”1対1が最大の見せ場”」になっています。
なので、1対1に勝てる選手=戦える選手となるワケです。
”DFならボールを奪う力”、”オフェンスなら抜き切る力”を示すことができれば、評価の基準は高まります。
3つ目は、「コミュニケーション能力」です。
ここでいうコミュニケーション能力とは、”ドイツ語のみではありません”。
もちろん”言語は大切な部分”ですが、ドイツにサッカー留学する高校生や大学生で「最初からドイツ語が話せる選手は”ほとんどいない”」と思います。
重要なのは”チームメイトや監督とのやりとり”です。
ドイツでは意外に、この部分を監督やクラブが見ています!
”人間性の部分”も、ドイツサッカーでは”重要”になってくるワケです。
例えば、言葉がわからなくても「ジェスチャー」でチームメイトとやりとりしたり、ノリで仲良くなったりする。
「伝えようとする姿勢」が、監督やチームメイトとの”信頼”に繋がっていきます。
練習参加での評価。そして、コミュニケーション能力に魅力がある選手はドイツクラブが「契約したい」という姿勢になるはずです!
(サッカーだけでなく、クラブは人間性も見てる🇩🇪)
こんな感じが、”ドイツで契約を勝ち取る方法”について僕自身u17からドイツプロ下部組織でプレーした経験をまとめてみました!
結論、ドイツサッカーにおける「選手の評価基準」を知ることは”とても大切”です。
”ポイントを知った上で練習参加するのとしないのでは”、クラブと”契約できる確率”も変わってきます。
日本より、”ドイツで評価されやすい選手”がいるのも”事実”です。
これは近年、”日本では無名だった選手”が、ドイツに”直接挑戦”し、プロ契約を勝ち取る選手が現れているケースを見ると「新しい可能性」を僕は感じます。
日本で評価されないから、”ドイツでも評価されないとは限らない”。
そして、多くの壁がある中での海外挑戦は、メンタリティも含め「人間性の成長」にも繋がると思っています!
僕たちシャンセも、これからの時代に”ドイツへの挑戦という選択肢”が増えていけばとても嬉しいです。
最後まで読んで頂きありがとうございました!
チュース!