こんにちはタイガです
今回は高校サッカーを見て感じたことについて、16歳からプロ下部組織u17でプレーした自分の考えをお伝えできたらなと思います。
まず結論ですが、日本の高校サッカーにおける選手のレベルは「とても高い」と感じます
自分は静岡出身で中学まで日本にいたのですが、静岡学園の試合を見て面白い選手が多く”色々と思う所”がありました。
では実際に、僕が感じたことは何なのか?
(中学時代に仲間と全国行ったのが思い出。)
“ユース年代における海外との差”
静岡県出身ということもあり高校サッカーは毎年見ているのですが、いつも感じるのは”ユース年代における日本の選手達はレベルが高い”という点です。
僕自身は高校1年からドイツプロ下部組織に入る機会があり「ユース時代はドイツ」で過ごしました。
チャンピオンズリーグにも出るような”世界トップクラブの下部組織とも試合”をしたことがありますが、正直高校年代は”ドイツも日本も近いレベル”だと思います!
要するに、日本のユース年代の選手も”海外で勝負できる能力は十分に持っている”というワケです
しかし1つ気になるのが日本の場合多くの才能ある選手達が、”高校卒業後の選択”として「大学サッカー」のみとなっている状況です。
先日少しお話ししましたがドイツと日本で一番大きな差があるのが、高校卒業後の選手達にとって「プレー時間確保」の可能性になります
ドイツの場合”全てのリーグが”ピラミッド型の構成”になっており”全クラブ化”することで「18歳~21歳の選手」が常に公式戦に出場し、”アマチュアでも才能ある選手”が「プロから直接オファーを受ける可能性の場」が圧倒的に多いというところ
それに比べ日本では高校で活躍した選手が卒業後に再び大学サッカーという「部活制度」に戻ります。
さらにレベルの高い選手が集まる中(部員100~200人)、試合出場する機会を「4年間かけて」”同じチーム”で勝負をするサッカー環境になっています
僕は大学サッカーにも魅力があると思いますが、高校サッカーを見る度に”こんな才能ある選手達が卒業後ドイツのようにすぐ試合でプレーできる環境”があれば、「選手の可能性がもっと広がる」かなといつも感じます。
昨日静岡学園の試合を見ましたがスタメンの選手も途中から出てきたサブ選手も、ドイツでプレーしたらスカウトからオファー来そうだと思う選手は多かったです
(18歳~21歳の選手はブンデスu23への可能性もある。)
こんな感じがドイツ留学をした僕が高校サッカーを見て感じたことについて、プロ下部組織でプレーした自分なりの感想をまとめてみました
結論、日本の高校でプレーしてる選手達は「1人1人が魅力ある可能性」を持っていると思います。
チームとしての部活サッカーは、”人間性の成長部分”で多くのことを学べるのは大きなメリットです
ただ個人的には選手がほんとに”プロを目指す際”に、卒業後に大学サッカーを”全員が選択”するのは少しもったいない気もします。
なぜなら18歳〜21歳の選手にとってその”3年間はベストな成長期間”であり、「試合に出場すること」がとても大切だからです。
そしてプロクラブ数自体が少ない日本では「国内トップ級の選手にしかJリーグへの可能性」が厳しいという点も、日本サッカーにおける現状の課題かと感じます。
その反面”ドイツサッカーでは1部~3部までが完全なるプロリーグ”、”4部にもプロクラブがありブンデス1部2部のu23も多く存在”しています
18歳~21歳の若い選手が「試合でプレー」し、シーズンを通してプロからのオファーを勝ち取るチャンスが”アマチュアでも広がっている”ワケです。
僕自身16歳でドイツに行くまでは知らなかったのですが、実際海外に行ってみたことで「可能性の差」を強く感じる場面が多くありました。
当時は”ドイツの情報は全くなく”知らないことばかりでしたが、今は”自身の経験を若い世代に伝えることができる時代”かなと思います
その中で日本の高校生にも進路として「ドイツという選択肢も一つある」ことを知ってもらえたら嬉しいなと。
それは日本には才能のある選手は多いけれど「試合に出れない」「可能性を示す場所がない」といった現状課題をなんとか変えたい想いがあったからです
昨日の高校サッカーを見て、さらにその部分を強く感じました。
話は変わりますが、今年の選手権優勝は静岡学園だと思ってます笑
最後まで読んで頂きありがとうございました
チュース!